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すくすくやさい畑とは
山形県鶴岡市藤沢。金峯山の麓、庄内平野の端に位置する土地で、お米・だだちゃ豆・軟白ねぎ・赤ねぎなどを作っています。2014年にUターンして両親と共に3人で農作業をしています。
春先にはツバメが飛来し軒先にいくつも巣を作り、初夏には目の前の田んぼに蛍が飛び交います。夏はオニヤンマが家の前を行ったり来たりし、裏山からは鳥たちのさえずりが聞こえます。秋には黄金色に穂を垂れた稲の上を飛び交っている赤トンボ。そして冬には白鳥が田んぼで落穂を食べています。
何もないと思っていた山形、鶴岡が大きな自然に守られて、自然の恵みを存分に楽しめる場所だと気づいたのは、長い期間鶴岡を離れていたからこそでした。それでも四季を通して猿やイノシシといった獣の被害もあります。そして豪雨、大雪、暴風、日照りなど自然の大きな力を見せつけられることもあります。
自然に立ち向かうなんてことは、到底できるわけありません。できることといえば空を見上げて雲の流れを見て、吹いてくる風の強さや温度を感じ、できる最低限の対策をする。畑に足を運んで野菜たちの葉の色や枝ぶりを見たり、虫がついていないか確かめる。野菜たちの出している声なき声を聞くように努めるだけです。
肥料も防除も必要な時に必要なものを。でも環境に負荷をかけることはできるだけ無くしていきたい、今は難しくても少し後には…
今、目の前にある自然を10年後、20年後にも残していきたい。今、ここにいる生き物たちをいつまでも見ることができるような農業をしていきたいと考えています。
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